自分で描いた絵を飾ること

自分で描いた絵を飾ること

自分の描いた/撮った作品を、「ものすごいアーティストから購入しました」と言わんばかりに家の壁に飾りたい、と思ったことは一度や二度ではないはず(?)。

自分の”作品”と言えるほど立派なものを作っているつもりは皆目ないのだけれど、とにかくなんかそれっぽく飾りたい。「これ、私が描いたんだよね」って言いたい。「なにこのアート、おしゃれ〜!」「あ、ほんと〜?嬉しい〜、それ私描いたんだ〜」って会話が既に聞こえてる、よく聞こえてる。あら私だけ?

最近家のインテリアをまるっと交換したということもあって、最後の仕上げのような気持ちで、自分の描いた作品(ここからは自信満々で”アート”と呼ばせていただく。とてつもなく恥ずい)を飾ろうと決意した。

決意したのは良いのだけれど、実際のところ何を描いたらいいのかわからない。けど、アートっぽいなにか。モダンで、部屋のインテリアの邪魔にはならず、とは言えそれなりに存在感があって、カラーアクセントになってくれるもの。そんなイメージから、私の「自分で描いた絵を自分の家に飾る大作戦」が始まった。

絵を飾る前に壁側を撮った写真がなかったので横からのアングルで失礼します。
このソファの後ろの壁に飾りたい。

さて飾ると言っても一体どんなアートを飾れば良いのだろう。

私が考えた条件は以下の3点。

  • 部屋のインテリアを崩さない
  • 木の家具が多く色が少ないので差し色になる
  • それなりに大きく存在感のあるもの

この時点で、サイズ感や額縁の色・形が決まってくる。相方にも相談してサイズはA2、額縁は黒にしようと決まった(というか相談したら「A2はさすがにでかい」と言われたがそんなことは無視して強行。助言を聞くか聞かないかなんてどうでも良い。予め伝えておくということに意味があるのだ)。

デザインはPinterestでぼんやりと写真を眺め、気に入った写真をピックアップ。その写真を元にデザインを考えていく(写真やイラストを参考にさせていただく場合、そのデザインを商品にすることはできません。今回はあくまで個人で楽しむだけなので、もちろん商品化することもありません)。

iPad ProとApple Pencilで描き描き。ちなみに愛用のイラストアプリはProcreate(プロクリエイト)。正式に依頼を受けてイラストを描く時も私はこのアプリを使っている。

注意点は、RGBではなく印刷用のCMYKで作成すること。サイズもA2サイズに指定。

写真で描いているイラストは今回のイラストとは無関係。

デザインができたら印刷だ。自宅にプリンターがないので、ネットで印刷業者に依頼。そもそもA2用紙を印刷できる家庭用プリンターを持っている人は多くないと思うが、A4サイズ4枚に分割して印刷、実際に壁に貼ってテストしてみるのがおすすめ。雰囲気がわかるよ。

今回は額縁に入れるとは言えデザイン的に光沢感のあるものが良いと思ったので、光沢紙で依頼してみた。

同時に額縁を入手。ネットで好みのデザインを探すのも良いと思ったが、個人的にIKEAの額縁が使えると思っているので、近くのIKEAでEDSBRUK エードスブルを購入した。

大判印刷自体は2営業日くらいであっちゅう間に届いてしまうので、あとは飾るだけ。

いざ!額縁に設置
設置完了。

微妙にサイズが合わずイラストの足元を削ったが、バランスは取れてるのでノー問題。あとは壁に飾るだけ。

賃貸なので壁に飾るにもできるだけ穴の目立たないフック(もしくは復旧できるレベルのフック)を使う。

べしべし。
最近原状回復義務の範囲が法律に明記されたことで穴あけ問題なくなったらしい。とは言え出来る限り綺麗にお返ししたいものだけれど。
全然フックに引っかからず悪戦苦闘すること5分。
なんとか引っかかった。ふう。
全体図。

無機質なソファ後ろの白い壁にアートが入るだけで、一気にオシャレな感じの雰囲気のソレに(恥ずい)。部屋全体の雰囲気も一気にアップグレードした感じ。夏なのでパッキリとした色合いにしてみたが、秋冬はくすみカラーに変更したり、気分に合わせてイラストを変えて楽しんでみようと思う。

アートって実際難しくてよくわからなかったりする。一見するとただ色を塗っただけのもの(失礼)やただ線を描いただけのもの(失礼)ですら何億円もしてしまうような世界なんてさっぱり理解できる気がしないし、自分の気に入るように好き勝手やって良いのだ。きっと。

自分の家に自分で描いた絵を本格的に飾るのは初めて。アートについてはセンスも知識も皆無なのだけど、アートの持つパワーを感じまくった一件だった。

▼家で使ってるライト

▼家で使ってるソファ

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)